Futures&Options

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- 4月1日 買付け 10 枚 長期米国債先物 88-10 7月2日 売付け 10 枚 長期米国債先物 100-07 ポイントでの利益:11-29 または 11 29/32 金額での利益 =枚数×額面×1枚当りの利益 $119,062.50 = 10 × $100,000 × 0.1190625 同じく、11-29 は(11 × 32 + 29)/32 または 381/32 に転換し、1枚当り利益は、 381 × $31.25 = $11,906.25。10 枚のポジションは、合計 $119,062.50 の利益をもたら す。 現物債買付けの費用 -先物に関する利益 現物債の実質費用 $1,024,062.50 $119,062.50 $905,000.00
売建てヘッジ:金利上昇を予想
売建てヘッジは、金利上昇または債券価格の下落を防ぐために利用される。そのような価 格下落は、ディーラーのポートフォリオの中で保有する有価証券の価値を減少させ、そして その状況は、在庫として持つ現物コモディティの価格の下落に似ている。金利が上昇し、債 券価格が下落すれば、売建ての先物ポジションを持つヘッジャーは、現物の長期国債を受け 渡すか、先物市場で利益が出ている売建てポジションを手仕舞い、利益をポートフォリオの 中で保有する長期国債の損失に充当することができる。金利が下がれば、先物市場における 損失は、ディーラーの在庫の価値増加によって補われる。
クロスヘッジ
米国で現在取引されている社債の先物はない。しかし、多くの金利商品に関する利回りの 相関性は高いので、高格付社債を買い持ちしている会社の財務担当者は、その業者の社債の 在庫をヘッジするために長期米国債または中期米国債先物を使用することにするかもしれな い。これは、ヘッジ対象商品が先物契約の原資産である現物商品とは異なるという理由で、 クロスヘッジと名付けられる。会社は先物契約に対して会社のポートフォリオにある社債を 受け渡すことはできないが、財務担当者は長期米国債または中期米国債先物を売り建てるこ とにより、ポートフォリオをヘッジする。他のクロスヘッジと同様、金利商品のクロスヘッ 148
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