Futures&Options

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- 例:スプレッド 買付 プット 1 7月限 砂糖 600 売付 プット 1 7月限 砂糖 500、27 デビット OB (砂糖7月限権利行使価格 600 プット1枚買いと、7月限砂糖権利行使価格 500 プット 1枚の売りを 27 の支払いでスプレッド注文) オプションのスプレッドは、コールの買いと売り、またはプットの買いと売りのポジショ ンである。トレーダーは、先物価格曲線上の異なる点や時間軸の異なる期間をこのように組 み合わせて同時に取り扱うことにより、利益を得ることができる。スプレッド注文は、スプ レッド・ポジションの組合せ(またはレッグ)の買建てや売建てを一回の注文により作るか または相殺するために利用される。 最初の例は、ブル・デビット・スプレッドの注文である。狙いは権利行使価格が異なるこ とから発生する利益であり、理想的には先物価格が満期日に最低でも 9600 を上回ることで ある。この価格以上でトレーダーは追加的利益を得る。オプション料の差額が “ 支払い ” と 表記されることには注意してほしい。この取引からの差し引きオプション料は、買付けの レッグからのオプション料の支払いが、売付けのレッグからのオプション料の受け取りを上 回るために支払い超過となる。 2番目の例は、ベア・デビット・スプレッドである。狙いは権利行使価格が異なることか ら発生する利益であり、理想的には満期日の先物価格がせいぜい高くても 500 であるが、 一方で、500 を下回る下落がもたらす余得は放棄していることになる。 スプレッド注文は、上記の例のように(オプション料の)特定された値での支払い、受け 取る価格を指値、または「成り行き」で発注されることに留意すべきである。誤認(の発 生)を防ぐために、各スプレッド注文では買い注文が先に表記され、かつスプレッドとの表 記を注文の指示内容に先だって表記する必要がある。 いずれの注文も満期日が同じで権利行使価格が異なるレッグのスプレッド注文である。発 注登録手続は、異なる満期日や同一または異なる権利行使価格のスプレッドでも同様である。
ストラドル注文
例:ストラドル 買付 コール 5 7月限 銅 8000 買付 プット 5 7月限 銅 8000、575 デビット OB (銅7月限権利行使価格 8000 のコールを5枚と、銅7月限権利行使価格 8000 のプット 5枚のストラドルを 575 の支払いで買付け) 112
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