Futures&Options

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第3章 会計、 証拠金およびレバレッジ
◦ 筑波大学 ビジネスサイエンス系 教授 弥永真生
この章を読み終えると、以下のことができるようになる。 ◦先物損益をたどるための基礎的な計算をする ◦先物に対する資本要件(証拠金)の背景にある原則を説明する ◦ SPAN 証拠金賦課の背景にある基礎的なプロセスを説明する
買建玉と売建玉
トレーダーは、先物市場において買建てにすることも売建てにすることもできる。いずれ のポジションも一般的な取引規則と証拠金要件のもとでは平等に取り扱われるが、契約条項 のもとでは反対の義務を意味する。買建玉は、転売または受渡しによって手仕舞いされてい ない買付けを意味する。買建玉の保有者は、受渡しを受ける(または差金決済契約において は、金銭で債務を同様に決済する。 )義務を負っているが、受渡期日前に、先物市場におい て、そのポジションを相殺することができる。買建玉はその契約の価格の上昇から利益を得 る。 売建玉は、買戻しまたは受渡しによって手仕舞いされていない売付けを意味する。売建玉 38
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