#10 取引所取引と店頭取引について

店頭FXと取引所FXの違い

FX取引には、店頭FXと取引所FXの2種類があります。
ここでは、この2種類のFX取引について、それぞれの特徴を解説します。

店頭FX

取引所を介さずに当事者間の合意で成立する取引を相対取引といいます。店頭FXも顧客とFX業者の相対取引です。
店頭FXでは、取引相手となるFX業者によって、取引可能な通貨ペア、スプレッドなどの取引条件が異なります。これらの取引条件は、FX業者が自らの裁量により決定しています。
他方、顧客がFX業者に預託する証拠金は、店頭FXの場合、法令に基づき信託会社または信託銀行へ金銭信託することになっています。取引所FXの場合は、取引所に直接預託されます。⇒(区分管理方法についてはこちら
なお、店頭FXの場合、取引所を介して取引を行う取引所FXに比べ、一般的には取引手数料が安いあるいは無料となる場合が多いことも特徴のひとつとして挙げられます。

取引所FX

現在国内で行われている取引所FXは、東京金融取引所の上場商品「くりっく365」のみです。
取引所FXでは、顧客は取引参加者のFX業者を通じて、上場商品である「くりっく365」の取引を行います。これは、上場株式などの証券取引を行う場合に、取引参加者の証券会社を通じて取引を行うのと同様と考えられます。

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